2012年 10月 21日
ホールダウン |
住宅の基礎、工事中の写真です。
手前の金物は30年以上も前から木造の基礎に使われていました。
その向こうの大きな金物は阪神大震災の後からです。
手前の金物は土台と基礎が地震などの横揺れの時に離れないよう経験的に
設置するようになったものだと思います。
いっぽう、大きな金物は計算によって配置されます。
最近の基礎ではよく設置されています。
が、ひとつも設置されない場合もあります。
木造の建物は壁の中のスジカイによって地震や風などの水平力に耐えています。
「力に耐える=力を受け持つ」です。
要するにスジカイは地震などの時にかかる大きな力を受け持つことになります。
すると、そのスジカイが取りつく柱は押されたり、引張られたりします。
この金物は柱が引張られたときに抜けないようにコンクリートから設置することに
なっています。
計算では、その柱は地震の時、1トン以上の力で引っ張られる可能性のある場所です。
なので、筋違がたくさんあって、それぞれのスジカイが少しずつ力を分担して負担する
場合はこのホールダウンという金物がない現場もあるんです。
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手前の金物は30年以上も前から木造の基礎に使われていました。
その向こうの大きな金物は阪神大震災の後からです。
手前の金物は土台と基礎が地震などの横揺れの時に離れないよう経験的に
設置するようになったものだと思います。
いっぽう、大きな金物は計算によって配置されます。
最近の基礎ではよく設置されています。
が、ひとつも設置されない場合もあります。
木造の建物は壁の中のスジカイによって地震や風などの水平力に耐えています。
「力に耐える=力を受け持つ」です。
要するにスジカイは地震などの時にかかる大きな力を受け持つことになります。
すると、そのスジカイが取りつく柱は押されたり、引張られたりします。
この金物は柱が引張られたときに抜けないようにコンクリートから設置することに
なっています。
計算では、その柱は地震の時、1トン以上の力で引っ張られる可能性のある場所です。
なので、筋違がたくさんあって、それぞれのスジカイが少しずつ力を分担して負担する
場合はこのホールダウンという金物がない現場もあるんです。
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by omodakablog
| 2012-10-21 17:21
| 現場